意外と知らない!?起業家や実業家などの違いについて光本さんに聞く

「起業家と実業家の違いについて知りたい」
「光本勇介氏のような起業家に憧れている」
「会社を辞めて起業したい」

経営者のことを実業家と呼んだり事業家や企業家と呼ぶことがある、中には起業家などのように呼ぶこともあるけれども全て同じ意味になっているなどのように考えている人は意外と多いのではないでしょうか。
これらはいずれも言葉そのものの響きがとても近いので意味においても間違えやすい混同されがちです。
しかし、厳密にはこれらの意味はそれぞれ大きく異なるので、経営者をこれから目指そうと考えている場合などではそれぞれの意味を明確にすること、そして自らが理想とするものがどれになるのか把握することが大切です。

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起業家とは

起業家は英語ではEntrepreneur、自ら事業を興す人などの意味で使われる言葉です。
既に存在している企業もしくは事業の後継者はこれに当たりません。
あくまでも、新しいアイディアを創出すると同時に独自のビジネスモデルを構築するか否かなどは関係なく、自ら事業を興した段階で起業家と呼ばれるなどの特徴があります、ちなみに、起業するなどの言い方をするケースが多いけれども、起業は新しく事業を起こすなどの意味を持ちます。
この場合、個人事業主や法人などのような株式会社など事業形態は無関係です。
起業に類似している言葉に創業や開業、独立などがあるけれども厳密にはそれぞれの意味や使用されるケースは異なることも覚えておきましょう。

参考:光本勇介現在

創業について

創業は、基本的に起業と同じような意味で使われることが多いのですが、実際に使われるケースはあくまでも過去のできごとに限定される場合です。
過去の時間を指し、2011年創業などのような言い方で使ったとしても将来を示して2030年創業などのような使い方はしません。
これは創業の場合も起業と同じく、法人格などに関係なく利用される言葉です。
開業は、新しく事業をスタートする場合を指す言葉、使用されるケースは少し異なっていて個人事業の場合に使われることが多いようです。
その理由の中には、個人事業主やフリーランスで事業をスタートする際には開業届を税務署に提出することになどが挙げられます。
個人経営のクリニックや歯医者さんなどの場合も、ホームページには2020年開業などのように記載が行われることが多く、このような専門医のことを開業医と呼びますよね。

独立も起業に似た意味を持つ言葉

独立も起業に似た意味を持つ言葉になるのですが、会社勤めをしていた人が退職して自ら事業を始めるときやお店などで働いていた人が自分のお店を作るときに使われることが多く、独立開業などのような言い方をすることも少なくありません。
独立は、あくまでも新しく始めるビジネスが以前勤めていた会社の事業内容と同等もしくは類似している場合などが多いのが特徴です。

なお、起業家の言葉が使われるようになったのは、1970年前後の第一次ベンチャーブームあたりからでそれ以前は他の言い方で呼ばれていました。
企業家は英語ではEntrepreneurになるので、起業家と同等のイメージになりがちですが一般的に企業家は企業経営に取り組む者を指す言葉で、アメリカの経済学者が提唱する企業家の定義とは企業としてどのように展開していくのかといった部分まで見据えることが重要、よりアクティブに経営を進めていくことができる精神を持つ人を企業家と呼ぶとしています。
そのため、単に会社経営をしているだけでは企業家とは呼べない、もちろん明確な定義があるわけではないので客観的に見た際に企業経営に取り組んでいる場合は企業家と呼んでも間違いはないわけです。

起業家が事業家になる

事業家、これは事業を行う人を指す言葉になるのですが、現代においては事業を巧みに行う能力を持つ高い能力者などのニュアンスが強めです。
英語訳はEntrepreneurになるので、どれでも同じような意味合いになって来ますが日本語ではそれぞれ言い方がそのものが異なるので日本人にとって区別がしにくい言葉といえるのではないでしょうか。
起業を行った人が後に事業の拡大に成功して事を成す、起業家が事業家になるともいわれている言い方です。

実業家は事業というよりも、少し範囲が狭いものを意味するものであり具体的には生産や流通、販売などの事業を手掛ける経営者を指します。
現代においては、実業家に対し肉体労働がない業務で生計を立てているなどの言い方がされることが多いようですが本来の意味は全く異なることも覚えておきましょう。

まとめ

複数の会社を立ち上げた大きく成功をしている人、次々と新しいことへのチャレンジをして結果を出し続けているなども実業家と呼ばれる人々の特徴です。
ちなみに、実業家の英語はBusinessmanになりますが生産関係の場合はこれとは異なりIndustrialistの英語訳が使われます。
これは英語力がないと英語訳の作り方が異なることが良く分かる部分ではあるけれども、この2つの違いがあることを知っておけば雑学の中でも有効ですし、ここで解説した事業家や実業家などの違いを明確にしておけば知識人とみられることは間違いありません。

最終更新日 2025年4月29日